やけ酒はイヤな気持ちを助長する

やけ酒はイヤな気持ちを助長する

ストレスが溜まると、ついついやけ酒をあおりたくなります。ところが、東京大学大学院の野村・松木の研究では、「やけ酒をするとイヤな記憶や気持ちがかえって強くなる」ことが判明しています。

お酒を飲むと楽しくなって気持ちもふわふわしてきますが、飲み続けるとそうとは限りません。

研究では、ネズミに電気ショックを与えたあと、アルコールを注射し、どういう行動になるかを調べました。すると、ネズミは電気ショックのことを忘れるどころか、電気ショックの恐怖を強め、臆病になってしまった……つまりイヤな記憶が強化されてしまったのです。

 

アルコールを常習すると嫌な記憶を消す能力が下がる

さらにアメリカ国立衛生研究所のホームズらの研究結果によると、「アルコールを常習するとイヤな記憶を消す能力が下がる」ようです。

先の研究と合わせると、イヤな記憶が強化され、消却することも困難になるから厄介です。ストレスから逃れるためにお酒を飲む行為は、逆効果どころか自分を苦しめるだけなのです。

アルコールには良い効果もある

とは言え、アルコールには良い面もあります。

グラッツ大学のベネデックらが 70人を対象に行った実験では、「飲まないときに創造力が低かった人が、アルコールを摂取すると創造力がとくに高まった」という報告があります。

男性 40 人を、アルコールを摂取したグループと摂取していないグループに分けて、缶ビール1本分程度を飲んだあとに実務遂行力や創造性を測定するテストをしてもらい、そのスコアを比較したところ、創造性において、飲んだグループが飲んでいないグループよりもスコアが高かったそうです。

ほどよいアルコール摂取はクリエイティブ能力を高める

ふだん、脳のワーキングメモリは必要な情報と必要ではない情報を取捨選択しています。アルコールを摂取するとその働きが鈍って、ふだんは捨てられてしまう情報が拾われるようになるため、これまでになかったような情報の組み合わせ、つまり新しい考えが得られると言われています。

缶ビール1、2本くらいがほどよくクリエイティブになれるアルコール摂取とのことですので、お酒を飲む際は適度に楽しむことを心がけてください。

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